ユーザ用ツール

サイト用ツール


spreadrouter_ope:boot_from_mmc:start

SDカードからのブート

SpreadRouterシリーズは、オンボードフラッシュメモリ(SPI Flash)からだけではなく、
SDカードからのブート(MMC boot)も可能です。

この方法では、PCでのHDDからの起動のように、ブートローダーからファイルシステムまで
SDカード上のものを使用してブートしますので、

  • 本体のファームウェアに依存しない環境を作る
  • 本体のブートローダーが破損してしまった場合のリカバリ

といったことが可能となります。


本機能を導入する際は、WebUIサービスを停止した状態で運用してください。
各種カスタマイズとWebUIの同時運用は推奨しません。十分評価を行った上でご使用ください

準備

ブート可能なSDカードには、条件があります。

  • 1番目のパーティションが、FAT であること(FAT32 も可)
  • 1番目のパーティションに、Active フラグ がセットされている(ブート可能)こと
  • 1番目のパーティションに、ブートローダーの2つのファイルがあること

市販されているSDカードには、先頭パーティションに Activeフラグ がついていませんので、

  • fdisk (Linuxで行う場合)
  • diskpart (Windowsで行う場合)

などを利用して先頭パーティションに Activeフラグをつける必要があります。
fdiskを利用する方法は一般的ですので、ここでは diskpart での方法を紹介します。


diskpartでActiveフラグをつける

WindowsマシンにSDカードを挿入し、diskpart コマンドを起動します。


下のように、ディスク選択 ⇒ パーティション選択 ⇒ アクティブとしてマーク の順にコマンドを入力します。


終了するには、“EXIT” と入力します。
これで、MA-E3xxでブートできるSDカードが準備できました。


ブートローダーのファイルの入手

spreadrouter のページの、“Bootloader image for MMC boot” にある、
bootloader.zipファイルをダウンロードします。

展開すると、以下のように2つのファイルが入っています。

ZIPファイルの中身


SDカードにコピー

この2つのファイルを、用意したSDカードにコピーします。

SDカードにコピー


本体の設定と起動

DIPSW の 4番 を ON にし、SDカードを挿入して電源をONします。

DipSWを設定 <html><BR></html> ※画像の各インターフェース名はブラック色で印刷されていますが、実際はシルバー色の印刷です。


“booting from MMC” と出力されており、SDカードから起動できました。

spreadrouter_ope/boot_from_mmc/start.txt · 最終更新: 2023/09/19 17:08 by 127.0.0.1

ページ用ツール