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SDカードからのブート

SpreadRouterシリーズは、オンボードフラッシュメモリ(SPI Flash)からだけではなく、
SDカードからのブート(MMC boot)も可能です。

この方法では、PCでのHDDからの起動のように、ブートローダーからファイルシステムまで
SDカード上のものを使用してブートしますので、

といったことが可能となります。


本機能を導入する際は、WebUIサービスを停止した状態で運用してください。
各種カスタマイズとWebUIの同時運用は推奨しません。十分評価を行った上でご使用ください

準備

ブート可能なSDカードには、条件があります。

市販されているSDカードには、先頭パーティションに Activeフラグ がついていませんので、

などを利用して先頭パーティションに Activeフラグをつける必要があります。
fdiskを利用する方法は一般的ですので、ここでは diskpart での方法を紹介します。


diskpartでActiveフラグをつける

WindowsマシンにSDカードを挿入し、diskpart コマンドを起動します。


下のように、ディスク選択 ⇒ パーティション選択 ⇒ アクティブとしてマーク の順にコマンドを入力します。


終了するには、“EXIT” と入力します。
これで、MA-E3xxでブートできるSDカードが準備できました。


ブートローダーのファイルの入手

spreadrouter のページの、“Bootloader image for MMC boot” にある、
bootloader.zipファイルをダウンロードします。

展開すると、以下のように2つのファイルが入っています。

ZIPファイルの中身


SDカードにコピー

この2つのファイルを、用意したSDカードにコピーします。

SDカードにコピー


本体の設定と起動

DIPSW の 4番 を ON にし、SDカードを挿入して電源をONします。

DipSWを設定 <html><BR></html> ※画像の各インターフェース名はブラック色で印刷されていますが、実際はシルバー色の印刷です。


“booting from MMC” と出力されており、SDカードから起動できました。